港湾エリアにおけるシーバス・青物はこの一本!ミディアム~ヘビーのオールラウンダー
2021年の秋に新発売したドランクレイジーから発売されているG88 ダブルインフィニティーというロッドを購入し使用してみたのでインプレします。
ドランクレイジー初?となるソルトロッド。ツララとのコラボロッドで、作製はツララが行っています。
私の知り合いがテストしていたこともあり、実際に使わせてもらったり、いろいろ話を聞いたりしてました。
製品版が発売されたということもあり、購入しました。
結構気になっている人は多いみたいですが、あんまりインプレ記事が出ていない?ように感じ、購入を躊躇している方が多くいるように感じます。
そんな方の参考になればと思います!
スペック
■レングス:8.8ft
■継数:3本(グリップジョイント)
■ルアーウエイト:14~56g
■ライン:PE0.8~2.0号
基本スペックはこんな感じ。
ショアからの釣りだと多くのシチュエーションに対応できる9ftクラスのレングスということ。
ルアーウェイトが結構幅広く使えること。
9ftクラスのロッドにしては珍しい3ピースのロッドであること。
それと、ストローガイドセッティングという小口径多点ガイドセッティングを施していることが大きな特徴と思います。
実際に使用してみて
ここからは私が実際に使用してみての感想です。
最初に言っておきますが、、、
かなりクセのあるロッドだと思います!笑
所謂「マイルドな味付けで使いやすいロッド」ではないように感じます。
ただ、オールラウンダーにするためのクセ強めセッティングというか、真のオールラウンドにしようと思ったらこういうセッティングが必要なんだよ!
と感じるロッドですね。
この特徴ロッドの特長ごとに実際に使用して感じたことを書いていきます。
超絶パワー
このロッドのジャンルはシーバスとのことですが、ショアソルトゲームのオールラウンダー的な位置づけになっているように思います。
実際、ドランクレイジーの拠点としている神戸エリアでは近年青物の数が増えてきており、シーバスを狙っていると青物が釣れてしまうことが少なくないです。
そんな状況にも対応できるよう青物にも耐えられるパワーを備わせている、ある意味では関西シーバスspなのかもしれません。笑
現時点で、このロッドを使って青物を掛けていないのですが、60クラスをシーバスを何匹か釣った時に感じたのは
強すぎてファイトが物足りない
正直、シーバス専門で狙ってる方だとファイト面に関しては全く面白みがないかもしれません。笑
ルアー使用レンジが非常に広い
上述したようにパワーがあることだけにフォーカスすると、非常に剛竿なイメージかもしれませんが、そんなことはないんです。
このロッドお柔軟性を示す指標の一つとしてルアーウエイトの広さがあります。
シーバスで多用する14gから、ビッグベイトにも対応できる56gまでが使用できるスペックとなっています。
さすがに、10gを切るような小型シャッド等は使いづらさを感じますが、港湾エリアで良く使用されるバイブレーションやメタルバイブ等のルアーには漏れなく対応できると思います。
驚異のフックアップ性能
これも剛竿のイメージを覆すインプレになると思いますが、魚が掛かった時のティップの入り方が非常に素直です。
さらに言うと、ティップが非常に入りつつ、非常に強力なベリー~バットでオートマチックにフッキングしてしまいます。
アタリがあったと思ったら、いつの間にフックアップまで完了している。この感覚は今まで経験したことの無い感覚で、言葉は悪いかもしれませんが気持ち悪かったです。笑
これらはツララの特徴でもある低~中弾性ブランクの恩恵かもしれません。
リールシートが秀逸
リールシートのロック機構が秀逸と感じます。
最近はリール固定の緩み防止としてダブルロック機構のあるロッドはかなり増えています。
でも緩みにくいけど実際には緩んでしまうものがほとんど。というのが私の感想です。
その理由としてはロックナットのサイズが起因していると思います。
通常のロッドは、メインロックナット>サブロックナットとなっています。
でもこのロッドはメインロックナット<サブロックナットとなっており、
より緩もうとする力より固定する力が多く掛かるのでさらに緩みづらいです。
これは素直に良い改善だなぁと感じました。
ガイドセッティング
ツララが提唱しているストローガイドセッティングが施されております。
要は小口径のガイドがたくさんついてますよーということ。
ゼナックユーザーの私は既に同様のコンセプトであるRGガイドのロッドを使用していますので、
このロッドを使ったことによる新たな感動は正直ありません。笑
ま、私としては非常に気に入っているガイドシステムなので、普段通り使うことができるなーという感覚です。
初めてこのガイドセッティングを使う方はキャストフィーリングに衝撃を受けることと思います。
RGガイドよりも大きな口径のガイドを使用しています。
大型ルアーでの使用を考慮に入れて?かもしれませんが、RGに比べるとバタつき感を感じるなーというのが本音ではあります。
グリップジョイント3ピース
これはネガティブな意見です。
正直、グリップジョイントの3ピースは私のようにランガンする人には非常に使いにくい。
ポイント変更をする際には一度ロッドを畳むわけですが、その抜き差しする回数が多くなるのと、グリップジョイントなのでその畳んだロッドを非常に固定しづらい。
グリップジョイントだと多継数のロッドに求める仕舞寸法の観点においてもあまりメリットは得られず、ただただ使いづらくなってしまう。
せめてバットジョイントだと使い勝手が良かったかなーと。
まとめ
ツララらしい非常にトルクフルなブランクス。ストローガイドセッティングによるトラブルレスで軽快な使用感。青物が掛かっても全然問題なさそうなパワー。
パワーがあるからと言って硬いだけのロッドではなく、非常に柔軟なティップで魚をオートマティックに掛ける性能も持ち合わせています。
剛と軟を併せ持ったロッドで、使い心地にはクセがありますが、ショアから1本で何でもやりたい人には非常にオススメできるロッドです!