おかもち流フリーリグのご紹介

一手間加えることでフリーリグの弱点を解消!根がかり時の被害も最小限に!

ブラックバスから始まり、ロックフィッシュやチヌでも欠かせないリグとなった“フリーリグ”

メリットと言えばシンカーがフリー化したことによる

  • 食わせ能力の向上
  • フォール姿勢の向上
  • フォール速度の向上
  • シンカー形状バリエーションの増加

等が挙げられる。

攻め方のバリエーションが増え、“釣れるリグ”として定着したように感じる。

一方で、従来のテキサスリグと同様にシンカーウエイトを交換する際にはラインを結びなおさないといけないという点は改善されていない

どんな釣りでも状況にアジャストさせようとしたらシンカーウエイトの調整は釣果アップには必須であると感じるが、ソルトの場合ここにフリーリグのデメリットがある。

チヌやロックフィッシュなど、ソルトで使用する際のラインシステムはPE+フロロリーダーであることが多い。シンカーウエイトを変える度にリーダーが短くなってしまう。

PEは耐摩耗性に関しては弱く、それを補っているのがリーダーの役割。

フリーリグはボトム付近を釣ることが多く、特にロックフィッシュは根に潜ろうとするため、リーダーが短くなることは致命傷になる。

そのデメリットを解消するちょっとした工夫があります。

今回はリーダーを切ることなくシンカーウエイトを変更する一工夫を紹介します!

イメージ

フリーリグはアイがついていて、ラインをアイに通すだけでリグが完了する。

ココに部品を追加することでおかもち流のフリーリグが完成します。

※既に似たようなリグが出回ってるはずですので私が開発したとは言いません。笑

準備するもの

おかもちシステムで必要なものを紹介します。

スイベル

ササメ パワーステンスイベル#10(19kg)

コスト:21円/個

通常のフリーリグでは、シンカーのアイをラインに通しますが、このスイベルの片側をラインに通します。

サイズとパワーのバランスが優れているのがこの#10サイズです。

スプリットリング

カルティバ P-04 ファインワイヤー#1(10lb)

コスト:10円/個

スイベルのもう片方にこのスプリットリングを接続します。

そして、このスプリットリングにシンカーを接続します。

後ほど記載しますが、このスプリットリングの選択がある意味このシステムのキモとなります。

ペグ止め

デコイ マルチシンカーロック Lサイズ

コスト:18円/個

※ペグを使用しない派の人は不要です。

私はシンカーの動きを意図的に制御したいのでペグを使用します。

スイベルのサイズでしっかり止まる必要がありますので、径が大きいものが適しています。

調べたところ径が最大クラスなのがコレでした。

 

総コストは50円程度。

完成形はこんな感じです。

根がかりの被害を最小限にするポイント

フリーリグの根がかりの多くはシンカーが挟まってしまうものだと思ってます。

なんだけど、強度が一番弱い部分がラインになるようにセッティングされている場合は

ラインの根元から切れてしまい、シンカー・フック・ワーム全てロストとしてしまいます。

もちろん財布にもキツイんですが、海にムダにゴミを残すことになるのが特に嫌ですね。

そこで、今回のポイントは“スプリットリングが最弱になるようにセッティングする”ことです。

そうすることで、根がかり時もスプリットリングが伸びてシンカーのロストだけで済みます。

財布にも優しく、環境へのダメージも最小限にすることができます。

 

ラインスーパージグマン #2 35lb≒17.7kg

フロロ8号 28lb≒14kg

 

結束でどうしてもラインの強度は落ちてしまいます。

最悪想定で仮に半減した場合リーダー強度が14lbですので、スプリットリング強度をそれ以下にしておけば、スプリットリングが負けることになります。

これで実用性も問題ありません。

最後に

いかがでしょうか?

約50円のコストが掛かりますが、ロスト分の費用でも十分に元が取れるのと、ロスト時のリグる手間やフリーリグのデメリット解消を考慮すればとても効果的だと思ってます。

財布にも環境にも優しく釣りをしましょう!