コノシロパターンの新兵器!コノフラットのインプレ
コノシロパターンと言えば、デカいルアーを使って良型のシーバスが狙えることで有名で、非常に人気の狙い方となっています。
「デカいルアー」といっても様々なルアーが用いられる。
- メガドックを始めとしたペンシルベイト
- ウェイキーブーを始めとしたウェイクベイト
- ジョイクロ・ダウズスイマーを始めとした連結S字系
- ビッグバンディットを始めとするグライドベイト
今回紹介するコノフラットはグライドベイトに属するルアーです。
グライドベイトの代表格であるビッグバンディットとの比較も含めて紹介します。
コノフラットとは
DUOが発売するシーバス用プラグ。東京湾ボートシーバスでも超有名なアイランドクルーズの凄腕 須江船長が監修しています。
195Fと240Fの2サイズがラインナップされていて、どちらも「コノシロパターン専用」を謳っており、本気度が伺えます。
■195F
DUOが追求したのは、使いやすいジャークベイト。
軽くロッドをジャークしただけで、リズミカルで安定したダートアクションを生むヘッド形状とウェイトバランス。フラッシングしやすいアピール抜群のボディ形状。
また、スイッチの入ったシーバスが、思わず口を使う水平姿勢での浮き上がり。
ターゲットが直線的な動きに反応する場合も、ただ巻きでスラロームアクションをする為、ルアーを変えずに楽しめる。
コノシロが表層でライズしている時は、トップウォーターとしても使え、スプラッシュとターンでアピールする。
バイト時のねじれに対応する為、前後のフックアイにスイベルを採用。
どんな状況でも安定して使える、DUOの拘りとプライドの詰まった「コノフラット」を堪能してほしい。
■240F
コレでしか獲れないランカーに挑め
従来のコノフラット195Fのサイズアップバージョン。
対ランカーシーバス専用のサイズで、大型のベイトしか捕食しないランカーに威力を発揮する。コレでしか獲れない魚を是非キャッチして頂きたい。
従来のコノフラット同様、フラッシュダートアクションは健在。
ビッグサイズでも違和感なく綺麗に動かせるバランスに設定されています。
コノフラットのスペック
コノフラットのスペックです。
比較対象としてビッグバンディットも載せておきます。
アイテム | サイズ | 重量 |
ビッグバンディット | 195mm | 77g |
コノフラット195F | 195mm | 84g |
コノフラット240F | 240mm | 145g |
このスペックだけ見ると、ビッグバンディットとコノフラット195Fのスペックが似てます。
よく比較されるところですが、ボディ重量に違いがみられます。
以下に示すのが場所別のボディーの幅を測定したものです。
これを見ると、両者の特徴の違いが見えてきます。
アイテム | ヘッド部 | 中央部 | テール部 |
ビッグバンディット | 19.6mm | 16.5mm | 16.3mm |
コノフラット195F | 21.9mm | 18.0mm | 17.0mm |
コノフラット240F | 26.7mm. | 21.5mm | 20.9mm |
コノフラット240Fは言うまでも無く明らかにサイズ感が違います(笑)
ビッグバンディットとコノフラット195Fもボディーの幅に違いがみられます。
ヘッド部:+2.3mm、中央部:+1.5mm、テール部:+0.7mmと、特にヘッド部に近づくにつれて幅が広くなっています。
個人的にはコレがミソなのかなぁと思っています。
コノフラットとビッグバンディットの使い分け
上記の情報と実際に使用してみた感じた点も含め、
それぞれの特徴に応じた個人的な使い分けについて書いていきます。
ビッグバンディット
このルアーの最大の特徴は「抜群の切れ味」
細身のボディーと高い浮力から、小さい入力で非常に軽快な横っ飛びアクションをします。
この横っ飛びアクションがシーバスにメチャクチャ効くようです。
このルアーは“水を押す”というよりは、“水を切る”という表現が合ってるように思います。
まさに、活性が高くベイトを追い回しているような魅せて食わせたい時にはコイツの出番かなと思います。
ビッグバンディットが切れ味なら、このルアーは「水押し」が際立つルアーです。
幅広のヘッド形状でしっかり水を受け、“ぐわぁ~~ん”というイメージでしっかり水押ししながらスライドします。
これが良く考えているなぁと思うのですが、スライド性能をアップさせるために背中にフィンが付いています。
なので、水押しつつもしっかりスライドしてくれるのがすごいところです。
ただ、その分アクションさせるための入力はビッグバンディットよりパワーが必要です。
魚が目でベイトを追っているというより、側線での反応が優位になっているニュートラル状態=つまり通常状態はコイツの出番かなと。
とても幅広いシチュエーションで使えると感じました。
コノフラット240F
このルアーはコノフラット195Fの単純なサイズアップだけではないと痛感するルアーです。
ラトルも195Fより重低音のゴトゴトサウンドになっていて、
個人的な感想はメガドッグ並みのアピール力と、ビッグバンディットの切れを融合させたようなルアー。
グライドベイトの特徴とペンシルの特徴を併せ持った新ジャンルとも言える存在だと思います。
長さも幅もかなりアップしていますので、その分ルアーのアクションもよりパワーが入りますし、1日使い倒すのはそれなりに大変です。
そりゃ12cmクラスのミノー投げているわけではなく、「ジャイアントベイト」に分類されるルアーなので当然っちゃ当然ですが。
ただ、シーバスへのアピール力は凄まじく、まさにランカーを狙って獲るためのルアーだと感じます。
「なんか出そうな気がする」「今日は一発デカイの獲りたい」そんなことを感じた時に使用するルアーです。
写真は90cm/18lb
まさにコノシロパターンの真骨頂って感じの魚です。
ちょっとしたコツ
コノフラット195Fやコノフラット240Fを扱いやすくするコツを紹介します。
①フックを軽くする
標準でセットされているフックは太軸で少し重いです。
シーバス狙いであればそこまで太いフックは必要ないかなぁと個人的に感じています。
軽量なフックに交換することでアクションし易くなりましたのでオススメです。
フックについてはコチラの記事をご参照ください!
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②ハイギアのリールを使う
このルアーを動かすためにはそれなりの入力が必要だと上述しました。
入力を向上させるためには「よりロッドアクションを強くする」「リーリングスピードを上げる」必要があります。
もちろんどちらも重要なんですが、このルアーに関して言えばリーリング側の入力がより重要に感じました。
私のリールはコンクエスト200HG(最大巻取り量78cm)とグラップラー300HG(最大巻取り量84cm)がメインですが、
グラップラーでも少し巻取り量が少なくやりづらかったです。
友人のスコーピオンMD(最大巻取り量107cm)を貸してもらったら操作性が劇的に向上しました。
なので、100cm/回転くらいの巻取り量があるリールを使用することをオススメします。