カヤックフィッシングをゼロスタートし、一から開拓した情報を公開!
2024年1月に静岡に引越しして、3月にカヤックを購入しました。
それからというもの、毎週のように三保エリアでカヤックを出してきました。
始めた頃はボウズ続きでしたが、最近では安定して魚をキャッチできるようになってきました。
ゼロから探ってきての経験を記事にしますので、三保で釣りをする皆さんの参考になることもあると思います。
是非最後までご覧ください!
三保エリアの特徴
静岡県中部の静岡市にある小さい半島で、半島の内側が湾になっています。
三保エリアの湾奥には日本有数の国際貿易港である清水港があり、湾の入口には沖堤防が設置されています。
水深は20m程度のフラットなエリアが多く地形の変化は少ないですが、風が強い日も波立ちづらいのが特徴です。
湾の外にでると大海原!水深は30mのフラットエリアから始まり、沖に出れば100mラインも狙うことが可能です。
風やウネリの影響を受けやすく危険に晒されやすいので、カヤックで出る際は予報をしっかりチェックしましょう!
湾の内外で状況は様々で三保エリアだけでいろいろなシチュエーションで釣りを楽しむことができます。
日本三景「三保の松原」で有名なエリアで、景色が良い時は富士山を眺めながら釣りすることができます。富士山を眺めながら釣り出来るだけで満足度は高かったりします。笑
三保エリアで狙えるターゲット
三保エリアはその地形の特徴から様々な魚種を狙うことができます。
マダイ・アマダイ(シロアマダイ)・アカハタ・オオモンハタ・アジ・タチウオ・ソウダガツオ・クエ
このあたりが春〜夏にかけてのメインターゲットになる魚種かと思います。他にも、チヌ・カマス・イトヨリ(ソコイトヨリ)・マゴチ・エソなどが釣れます。
釣り方とオススメルアー
魚種ごとに釣り方を紹介します。
あくまで私が釣ってきた方法ですので、他にも釣り方はあると思います。
マダイ
強烈な首振りと引きの強さは掛けた瞬間マダイとわかりますね。魚体の美しさも含めて、全ての釣り人を魅了するターゲット!
釣り方
タイラバやメタルジグで40〜80mラインを狙います。
正直なところ、タイラバとメタルジグの使い分けまで見極められて無いです。
ただ、三保のマダイはボトム付近に付いていることが多い(魚探で中層に映っているのを見たことがない)ので、どちらにしてもボトム周辺を重点的に狙った方が良い結果に結びつきやすいと感じます。
また、トリッキーな動きが好きなのかリトリーブ速度に変化を加えた方が反応が良いことが多いですね。
オススメルアー
効率良くボトム付近を探るために、沈下スピードが早いタングステンタイプを使ってます。ウエイトは水深や潮流によって60〜120gまで使い分けてますが、100gの使用頻度が高いです。
アマダイ(シロアマダイ)
高級魚の筆頭アマダイですが、三保ではシロアマダイが狙えます。(アマダイの中で一番高級と言われています)
エサで狙うことが多いターゲットですが、実はルアーでも結構釣れるみたいです。笑
釣り方
アマダイはボトム付近に居付く魚なのでボトム周辺を集中して狙います。
水深は10~70mまで釣れた実績があることから水深はどこでも良いと思うので、初めてやる方は~20m程度の浅場から始める方が狙いやすいと思います。
砂埃を立てたりフラッシングさせるなど、積極的にアピールすることで、アマダイの興味を引きバイトを誘発できると感じます。
オススメルアー
ルアーでアマダイを狙う上で欠かせないのはタイラバです。基本的にマダイと同じもので問題ありません。
砂埃を立てやすいよう意図的に120g~150gの重いウエイトを使用することが多いです。
砂埃を立てたい=沈下スピード・ウエイトを上げる なので、タングステンが有利です。
もう1つ、「コレ効くんだ!」と意外だったのはブレードジグです。
コチラはブレードのフラッシングがアマダイに強烈にアピールするようです。
ハタ類や青物(ブリ・サワラ・カツオ)等、あらゆるターゲットに有効なルアーですが、アマダイにまで有効だとは・・・。
絶対的なオススメはメタルマジックTGですね!
アジ
とてもポピュラーなターゲットですが、食べても美味しく「一周回って結局アジ釣りが最終到達地点」と個人的に本気で思ってます。
三保では30cmを超えて40cmクラスのアジまで釣れますので狙わないはずがなく、気がつけばアジを追うようになってました。
ただ、回遊魚なのでポジションに定位置は無いです。足(カヤックなので手?)で稼ぐ必要があります。
釣り方
30cmを超えるような大型のアジのメインベイトはカタクチイワシと桜エビのようです。
そう意味ではアジングワームを用いたバチコンの仕掛けが有効なことが多いのは事実ですが、リグの準備が手間だったりする一面もあります。
私はより手間が少ないメタルジグを多用しています。
基本的には地形の変化がある(流れの変化がある)ところに溜まっているので、そういうポイントを重点的に探ってます。
よっぽど活性の高い時は中層まで浮いてきますが、基本的にはボトム周辺を回遊していることが多いので、ボトム周辺を中心に狙います。
アクションは積極的に飛ばすよりも、弱弱しいアクションを心掛ける方が吉に感じます。
オススメルアー
メタルジグも幅広いですが、やはり極力シルエットはコンパクトに収めた方が反応が良いです。
水深や潮流によって使い分けが必要ですが、40~60gのタングステンタイプのメタルジグを選んでいます。
ダイワのTGベイトが無難かつ最強です!
アカハタ・オオモンハタ
アカハタ・オオモンハタもしっかり生息しています。
基本的に定位位置に居付く魚なので、ポイントを見つけさえすれば比較的安定して釣れる魚種であると感じます。
釣り方
まずはエリアが非常に重要で、変化のない砂ボトムより起伏のあるロック系の硬いボトムに着く魚です。
アカハタは比較的ボトムベッタリなのでボトム中心=縦の釣り、オオモンハタは中層まで追ってくることが多い=横の釣り
になることが多いです。同じルアーであっても巻き方によって釣り分けることも可能です。
いずれの釣りも大事なのは「しっかりボトムを取る」こと。
平均水深が20m以上あるエリアなので、ウエイトは30~40gの重めが吉です。
オススメルアー
まずはジグヘッド+シャッドテールワームの組み合わせ。
ジグヘッドは40gを多用します。
実は40gをラインナップしているジグヘッドってあまり種類が無く、エコギア スイミングテンヤ40gとO.S.P グライディー40gばっかり使っています。
ワームはエコギアのバルト3.5インチとO.S.PのHPシャッド4インチがお気に入り。
カラーは幅広く釣れますが、グリーンとクリアは安定して釣れるので必ずストックしています。
クエ
和歌山の宝!はもちろん静岡の宝でもあります。笑
クエは決まった場所に着く習性があるようで、1匹釣ってもまた別の魚が同じ場所に着くようです。このような習性から一度クエのポイントを見つけると安定して釣れるようになります。
事実、私も同じエリアで何度もクエを釣り上げてます。
そのくらいポイント選びが重要なのですが、掛けた後の引きずるパワーも必要でタックルも要チェック!
釣り方
基本的な釣り方はアカハタ・オオモンハタ同様にボトム周辺を重点的に狙います。クエの場合は特にボトムが荒い方が良いようです。
掛けてからすごい勢いで根に入ろうとするので、メインのPEは1.5号、リーダーは40lbを基準に選ぶようにしましょう!
オススメルアー
クエに関してはO.S.P グライディー40gとO.S.P HPシャッドテール4インチ(グリーンゴールド)の組み合わせが最強すぎます!
騙されたと思ってお試しを!
その他
今回紹介した魚以外にも三保エリアにはたくさんの魚が生息しています。
何でも良いからとにかくボウズ逃れしたい!と言う方にオススメの釣り方も紹介します。
釣り方
使うルアーはマイクロジグです。私は10~15gを良く使います。
使い方は一度ボトムに落としてから優しめにやんわりとシャクります。上まで上げきったらまたボトムに落として同じアクションを繰り返します。
これでマゴチ・カマス・クロムツ・タチウオ・ソウダガツオなど、様々な魚が釣れます。
オススメルアー
私はクリアブルーのボードジグを使っています。
形状に特徴があり、フックのカエシのような突起があります。その形状がサーフボードに似ていることから命名したようです。
この形状により、ラインを結ぶアイを変えることで2種類のアクションを出すことができます。
1つのルアーでたくさんの使い方をできるところが気に入っています。
楽しみ方たくさん!三保半島でLet’s fishing!!!
様々な魚種、様々な釣り方で、たくさんの楽しみ方ができるエリアだということがお伝えできたでしょうか。
私も三保エリアで釣りを初めて1年目なので、日々新たな発見があって本当に楽しいです。
皆さんも是非トライしてみてください!