スピニングタックルに使用するシーバス用PEラインはパワーゲームを巻いておくのが間違いない
ちょっと過ぎちゃいましたけど1/10は“糸の日”でしたね。
そんなわけで?私が普段使用しているラインのお話。
当ブログでも何回も言ってますが、私はタックルの中でもラインやフックに非常にこだわっています。
なぜなら
魚との生命線であり、魚との接点であるし、
魚を掛けるためのルアーにも接しており、ルアー操作にダイレクトに影響を与えるアイテムである
からです。
各社様々なラインを使ってきたけど結局 東レのシーバスPEパワーゲームに落ち着きました。
シーバス釣りにおいてPEラインに求められる性能や、私がこのPEラインを選んだ理由について書いていきます。
シーバスに求められるPEラインの性能とは
シーバスを狙う場合はPEラインを使いましょう!
と言われてますが、なぜだか考えたことはありますか?
「そういうもんだ」で片づけてしまえばそれまでですが、その理由を考えるのも釣りの楽しみの1つかなと感じてます。
なので、私が考えるシーバスに必要な要素を書いていきます。
強度
絶対皆さんが気にするポイントと思います。
PEラインの場合、”号”は太さを表し、”lb(ポンド)”は強さを表します。
○号/○○lb
なんて表記されていますね。
まぁ一般的には細くて強いものが良いとされる傾向になあります。
1つ注意しなければならないのが、ここで表記される強度というのは直線強度を指します。
ラインの側面を擦る(耐摩耗性)強度ではありません。
ラインは魚との生命線。その生命線が切れてしまうかどうかは最終的にこの強度に掛かっています。
耐久性
ナイロンやフロロラインは紫外線による劣化が顕著で、交換頻度は多めです。
それに比べてPEラインは紫外線による劣化が少なく、その点で長持ちします。
ただ、スペックに表示されているのはあくまで初期スペック。
繰り返し使用に伴うコーティングの剥がれ・糸ヨレ・擦れによって強度は低下していきます。
耐久性があればあるほど、長持ちする=コスト減となり、厳しい小遣いでやり繰りする我々サラリーマンアングラーにはとても大切なことです!笑
最近のラインはコーティング剤ありきで性能表示していますのコーティング剥がれによる劣化は顕著ですね。
なので、コーティング品質=耐久性と言っても過言ではないと思います。
耐久性というのはある意味強度よりも重要なポイントですね。
快適性
シーバス釣りにおいてはキープキャスティングが求められるシチュエーションが多いです。
なので、ワンキャストワンキャスト快適に投げられることがメンタルを持続させ、その結果釣果に結び付くということも少なくありません。
ここでいう快適性=トラブルレス性能の意味も含んでますね。
視認性
私はシーバス釣りに偶然は無いとおもっています。これはシーバスに限らず釣り全般ですけどね。
シーバスが居るべきところに、シーバスが口を使ってしまうようにルアーを操作し送り込むのがシーバス釣りの醍醐味だと思っています。
つまり、今ルアーがどこでどのような状態になっているか把握する必要があります。
ラインはルアーの現在地を視覚的にアングラーに伝える重要な役割を担っていると思います。
飛距離
「ルアーが届けば釣れる」というシチュエーションはあります。
ショアから釣りをする以上、そう意味では飛距離が出れば出るに越したことはないと思います。
裏を返せば、同じ距離を出すなら軽い力でキャストできるため、キャスト精度向上にも繋がると思います。
シーバスPEパワーゲームを選んだ理由
上記でシーバス釣りに求められるPEラインの性能(持論含む)について書きました。
それを踏まえて、このラインを選択した理由を書いていきます。
少し被る内容もあるかもしれませんがご勘弁を!
強度設計思想
現在流通しているPEラインの多くはPEラインの表面にコーティング剤が塗布されています。
それで摩擦を減らし飛距離アップできたり、耐摩耗性アップしたり、ライン自体にコシを与えたり、という性能を付加しています。
つまり、ラインコーティングありきの性能設計になっています。
シーバスPEパワーゲームは他のPEラインと決定的に違う点があります。
それは
PEラインのみ=コーティング無し で性能を出せる設計をしている
ということです。コーティング剤に頼っていません。
このラインが出て10年経つみたいですが、コーティングレスPEラインは他に出てきてないです。(たぶん)
つまり、これに勝るコーティングレスPEラインは出せないということなんだと理解しています。
強度表記
ラインの強度スペックがパッケージに記載してありますが、実はメーカーによって記載している数字が違うんです。
どういうことかと言いますと、
「実力以上に見せている」・「実力相応に見せている」・「実力を保証してくれる」
パターンがあるということです。
具体的に言うと、「最大強度」「平均強度」「最低強度」どの強度を表記しているかしっかり確認しないといけません。
メーカーによっては「最大強度」を記載するメーカーもあります。
それって自動車の燃費のカタログスペックみたいなもので、実際に達成できる条件はかなり限られています。
でも数字が大きい方が売れるんでしょうね。そういう記載をするメーカーも多いです。
実際、見栄えの問題もあるので「最低強度」を記載するメーカーは今のところ知りません。
なので「平均強度」を記載するメーカーは、アングラー目線で親切なモノづくりをしているメーカーだと思います。
このラインは平均強度を記載してくれています。さすが天下の東レ!
表記スペック上、確かにこのラインより強度が高いラインは多くありますが、実使用において他のラインより強度が劣っていると感じたことは一度もありません。
なんなら他のラインよりも強いと思ってます。
耐久性
コーティングレスだと何が違うのか、やっぱり一番は耐久性だと思います。
すでに書きましたが、コーティングありきで強度設計をしているラインは、コーティングが剝れることにより、著しく性能が落ちます。
それはラインへの信頼性の低下。つまりはその時点で寿命は終了していると同義です。
その点、コーティングに頼らないこのラインは安定した強度を持続します。
糸ヨレによる強度低下も特に気になりません。
どれだけ持ったのかと言えば、1シーズンは持っています。
参考までに私の釣行頻度ですが、
回数は年間約150~200程度。時間は平均して3h/回位でしょうか。
月割りしたらとんでもないコストパフォーマンスですよね。
視認性
このラインのカラーはホワイトです。
各ライン、視認性アップのためにグリーン・イエロー・ピンクと様々な色を着色していますが、
結局安定して見やすい色はホワイトなんだなと実感しています。
釣りをする場所の水色や、色彩把握能力にも個人差があると思うので一概には言えませんが、
イエロー・グリーンは常夜灯下で見にくい、ピンクは暖色系常夜灯で見にくい。
結局ホワイトが一番安定して見やすかったです。
撚り数
PEラインで多く出回っている4本撚りと8本撚り。
PEラインは原糸を編み込んで1本のラインとするのですが、
例えば同じ太さのラインの場合、太い4本の原糸で編み込むか細い8本の原糸で編み込むかということです。
原糸の太さが異なることで、最終状態の平面度(凹凸具合)が変わります。
このラインは8本撚りで、私は8本撚りを好んで使用しています。
撚り数によって強度面にも影響ありますが、私が一番気なるのはガイドの糸鳴りです!
4本撚りだと毎キャスト毎キャストうるさくて仕方がない(笑)
集中力の持続という点でも8本撚りのメリットは大きいと感じます。
まとめ
ライン設計思想・強度・耐久性・視認性・快適性
どの項目でも得点が高く、総合力でNo.1なこのラインが結局」安心して使用できます。
超オススメです。
使い分け
シチュエーションによって使用する号数を変えています。
ラインの太さでそんな影響あるんかと思いますがあるんです!
特に風の強い日や使用するルアーウエイトが軽い時は実感しやすいですが、ラインが受ける抵抗って大きいんです。
キャスト時もリトリーブ時も。
使い分けをすることでより快適に釣りをすることができます。
飛距離重視 / ~20g程度のルアー
- 1本先の橋脚へ、あと数m遠くへ飛ばしたい
- 風が強すぎてルアーが上手く操作できない
- 流れの影響を極力抑えてルアーをトレースしたい
こんな場合は0.8号を使用します。
普段私が釣りをする場合はだいたいこのラインセッティングです。
強度重視 / 20g~のルアー
- とにかく強度命
- 周りは根が激しく、魚を自由に走らせる余裕がない
- 1日中くり返しキャスティングを繰り返すボートシーバス
こんな場合は1.5号を使用します。
飛距離を犠牲にしても強度を必要とする場面かどうか
が、太さ選定の基準としています。
ラインはアマゾンで購入するのが圧倒的に安いですよ♪
プラスαの性能アップ術
コーティング剤なしで強度設計がされているこのシーバスPEパワーゲームは、ノーマル状態でも非常に品質が高いですが、
もちろんコーティングを施すことで鬼に金棒です(笑)
通常のスプレータイプのコーティング剤は「PEラインを覆う」イメージのものが多く、
耐久性もイマイチです。
このIOSラインコートは「PEラインに浸透させる」イメージで
耐久性が抜群に高いです。
非常に表面がスムーズになり、ガイドとの摩擦が少なくなり、ラインの放出がスムーズになりますので
飛距離アップやライントラブル減できます。
是非使ってみてください!
まとめ
私のシーバス用PEラインのオススメは東レのシーバスPEパワーゲームでした。
コーティングレスでの強度設計思想により、安定した強度と耐久性を誇ります。
発売から10年経った今でもコーティングレスPEの王座に君臨し続けているラインです。
IOSラインコートを使用することで、さらに性能アップが期待できます。
ちなみに、私は決して東レ推しなわけではありません。
自分がベストと思うものを使っています。
ビッグベイトやショアジギングにはバリバスのSMPというラインを使用しています。
このラインについても記事書いてますので、是非コチラの記事も読んでみてください!
ビッグベイト用PEラインの決定版!!! “ライン” それは魚との生命線 少しのミスが命取り。 バラして、あるいは切られてからではもう時すでに遅し…。 ランカーなら尚更 …
最後まで読んで頂きありがとうございました!