SUPフィッシングの魅力と注意点

人気急上昇中のSUPフィッシングを始める前に改めて確認して欲しいこと

新型コロナウイルスの影響でアウトドアブームが起こっています。

SUPもその影響を受けているアクティビティーの1つ。

SUPもいろいろな遊び方がありますが、我々釣り人はやっぱり釣りに結び付けますよね。笑

SUPフィッシングは非常に魅力的なアクティビティーであると同時に非常に危険な面も併せ持っています。

是非この記事をご一読頂き、始める前の装備等について検討頂きたいと思います。

SUPフィッシングの魅力

人それぞれ感じる魅力があると思いますが、私は何と言っても

一番水面に近いオフショアフィッシング

これがSUPフィッシングの一番の魅力だと思っています。

水面に近いからこそ感じる情報量の多さや、臨場感がSUPフィッシングの醍醐味!

自分自身がエンジンとなって広大な海の中を進み、普段とは違う光景でする釣りはとても非日常的で、ついつい時間を忘れてしまいます。

SUPの注意点

そんな非常に魅力的なSUPも多くの危険が潜んでいます。

以下のようなリスクを認識頂き、ご自身の安全対策をしっかりした上で楽しんで頂きたいです。

転覆

言ってしまえばSUPはただの平たい板なので、安定性は非常に低い部類に入ります。

船の引き波でもかなり揺れますので、バランスを崩して転覆するリスクは他のオフショアの釣りよりも高いと認識しておいた方が良いです。

そして、転覆した際にも確実に体を浮かせるライフジャケットの着用は必須だと思っています。必ず着用しましょう。

漂流

SUPの推進力はパドルのみです。クルージングのみの場合はパドルを離す機会はあまりないかもしれませんが、釣りの場合は釣りをする際にパドルをロッドに持ち直す必要があり、パドルを誤って海に落としてしまうリスクが高くなります。

ボードやパドルはリーシュコードと呼ばれるロープで体と接続しておくのがマナーです。

特に、最近始めた方はこういうマナーを知らない方も多くいると感じています。

ご自身の安全を待るために大事なことだと思いますので必ず実施お願いします。

沈没

空気で膨らませるインフレータブルSUPというものがあります。SUPはそれなりのサイズなので収納面が一番の課題であり、収納面の観点からインフレータブル式のSUPを選ぶ方も多いです。

インフレータブルの場合、使用中に破損によって沈むリスクがあるということを認識する必要があります。特に釣りはフックという鋭利な物を扱いますし、魚を取り込む際にはボード付近にフックがどうしても近づきます。制御不能な魚と共に…。

 

こうしたリスクがあると認識し、しっかりとした安全対策をして挑みましょう!

ライフジャケットの落とし穴

マストアイテムのライフジャケットですが、なんでも良いかと言うとそうでは無いと思っています。

私自身や友人の経験談を踏まえてお話しします。

一番SUPに向かないライフジャケットは“ウェーディング用のライフジャケット”です。

と、言うのもウェーディング用のライフジャケットは積載量を重視しているものが多く、その結果として前面ポケットが大きく出っ張っていたり、ポケットの数が多いです。

落水した際に“浮く”ことはできますが、SUPの場合は再度ボードの上に這い上がる必要があります。

その際に、ポケットが多い(=突起が多い)ものや出っ張りが大きいライフジャケットは想像以上に邪魔にになってしまい、這い上がるのにかなり苦戦します。

オススメは磯向けのライフジャケットです。

クライミング要素がある磯向けのライフジャケットは妨げにならないよう前面の出っ張りが少なくスリム設計になっています。(そもそも前面ポケットがないものもあります)

これはSUPにも非常に向いていますので、新規に購入を検討している方は是非検討してみてください。

私が使用しているのは主に以下の3つです。ご参考になれば幸いです!

【前面ポケットあり】

RBB ロックショアベスト

こちらは必要最低限の収納力を備えてるモデルです。

【前面ポケット無し】

がまかつ スペクトラ ロックトレック

こちらはロックショアベストの最新モデルで、

スリムながらたくさんのギミックが詰め込まれていて非常に使い勝手が良いです。

まとめ

SUPフィッシングを始めたいと思ってる方に、今一度SUPのリスクを認識頂いた上で楽しんで頂きたくて記事を書きました。

ライフジャケットに関しても落とし穴があります。

しっかりとした安全対策をして頂き、楽しくSUPフィッシングをしましょう!